本屋大賞特集2021

小説
2021本屋大賞ノミネート作品
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今年の本屋大賞が発表されましたね。インスタグラムで予測した大賞が当たっていていました♡。本屋大賞のYouTubeライブも、町田そのこのスピーチに泣けましたね。大賞、ノミネート作品を紹介します。

大賞「52ヘルツのクジラたち」

くま
くま
町田そのこさん、おめでとうございます! 

町田そのこさん(中央公論新社)

あらすじ・感想
52ヘルツのクジラ。皆様はご存じでしたか?周りとは違う周波数で鳴き、たとえ大声だったとしても聞こえない、世界で一頭だけのくじら。まさに孤独。母親に「ムシ」と言われながら育つ少年と、母親に「全うじゃないあんたを産んだ」と言われながら、家族に搾取され生きて来た女性。孤独の中に生きながら、それでも、声が届き声を聴いてくれる人がいると希望の見えたラストでした。
これはきっと小説の中だけの世界ではないと、心に刻みたい。
小さなかすかな声を聴きとれるように過ごしたいと思う。

2位「お探し物は図書館まで」

青山美智子さん(ポプラ社)

あらすじ・感想
コミュニティーハウスの中にある図書館。
「お探し物は何ですか?」
「探し物?」
「本?  人生?  仕事?」
 
ちょっとしたきっかけで訪れた図書館。不愛想な司書に紹介される本はフエルトの付録付き。読書で得る世界もあり、読書を通して学んで行くリアルもある。当たり前の日常がありがたかったり、無理せず自分の心地のいい環境を探すのも大切だったり。明日を少し明るくしてくれる温かい一冊です。

3位「犬がいた季節」

伊吹有喜さん(双葉社)

あらすじ・感想

1988年夏の終わり高校に迷い込んだ一匹の白い子犬。
「コーシロー」と名付けられ、生徒とともに学校生活を送る。
昭和から平成、そして令和へと続く時代をコーシローとその時々に関わってきた人物の成長を感じる青春小説。犬のコーシローから見る視点が切なくじんわり。

4位「逆ソクラテス」

伊坂幸太郎さん(集英社)

あらすじ・感想
小学生が主人公の短編集。自分の先入観をぶち壊されます。
小学生だからとか、、、ほんとにごめんなさい。
 
「地球に人間、何人いると思ってるんの。いろんな人がいるのが当然だろ。」
 
「先生も一人の人間で、先生には先生の学校以外の人生があるんだなぁとは思った。」
 
「学校で習うことは、教科書やテキストのための勉強だけじゃないんだ。それとは違う、答えのはっきりしないことについて学んでほしい。」
 
「そしてね、人が試されることはだいたい、ルールブックに載っていない場面なんだ。」
 
天才なんじゃないかと思ったフレーズ。

 

帯にもあるように、「僕はそうは思わない。」
当たり前を当たり前と思っているのは、私たち大人なのかもしれない。
もうこれは、絶対読んでほしい。

5位「自転しながら公転する」

山本文緒さん(新潮社)

あらすじ・感想
 
東京のアパレルで働いていた都は更年期障害に悩む母親の看病の為、実家に戻るり地方のアウトレットモールの契約社員 アパレル店員として働く。職場ではセクハラ、実家は両親共に体調を崩し。家族、恋愛、仕事、、、無理! 
 
すぐそこにある悩みにリアル体験しているみたいでした。
小説ってやっぱりいいなって思った、共感小説。

 

結局のところ、自分の問題は自分で解決しなきゃいけないんだ。
「完璧な幸せを目指そうとするから苦しくなる。少しくらい不幸せがちょうどいい」

6位「八月の銀の雪」

伊予原新さん(新潮社)

あらすじ・感想
5篇の短編集、主人公に希望をもたらす自然科学の力。
仕事や生活に行き詰まっている主人公に希望をもたす化学の力。そこに出会いと科学に触れて人知れず傷ついた心に灯りをともす。

 

未知なる自然科学の世界へ連れて行ってくれます。知らないままではなく知らない事を自覚する。自分が無知で生きていることを少しだけしれた気がする。

 
伊予原さんは「月まで三キロ」から読むのは2冊目。月まで3キロは読了後、モデルとなった地へ行って来ました。本当に自然の中にポツンと迷い込んだ感じ。
 
ほんとに、小説読んできてよかったと思える。日常で知れる世界いって、ほんの少しで価値観も見えない景色も、知らなければ行くこともない世界におぼれる。
これが読書をやめられない理由なんだと感じた1冊。

7位「滅びの前のシャングリア」

凪良ゆうさん(中央公論新社)

あらすじ・感想

SOS地球、SOS地球、こちらぼく。緊急事態発生。今すぐ爆発して人類を滅亡させてください。
小惑星により地球が滅びるまでの1ヶ月、それぞれが苦しみながら生きる事に向き合う連載短編集。

地球が滅亡するってなったら、どうするんだろうか?

「明日死ねたら楽なのにと夢見ていた。なのに最期の最期になって、もう少し生きてみても良かったとおもっている。」

8位「オルタネート」

加藤シゲアキさん(新潮社)

あらすじ・感想
令和を感じる青春小説。高校生限定のマッチングアプリ「オルタネート」。都内の高校を舞台に、性格や境遇の異なる三人を中心に苦くて甘い物語。SNSの普及が加速している今だからこそ、身近に感じられる部分もあるのかな。学生いいなぁ、と思ったり。
同世代の方は楽しめる一冊。

9位「推し、燃ゆ」

宇佐見りんさん(河出書房新社)

あらすじ・感想
アイドルの推しに情熱を傾ける女子高生が主人公。
「推しが燃えた。ファンを殴ったらしい」ただ何かを好きな気持ちは、それだけで人を強くするのかもしれない。芸能人の方への居心地よさって、近づくことも離れる事もない距離感がいいんだろうなぁ。 

10位「この本を盗む者は」

深緑野分さん(角川書店)

あらすじ・感想
曽祖父の稀覯本に溢れた書庫「御蔵館」を管理する父と暮らす高校生の深冬。
何故か本が好きではない。ある日、御蔵館から本が盗まれ深冬は「この本を盗む者は魔術的現実主義の旗に追われる」のメッセージを目にする。
かなりファンタジー性が強いです。町が物語の世界に変わり冒険していく感じは、「千と千尋の神隠し」を連想させた。
完全にジャケ買いの1冊です。普段、読まないジャンルなので読んでよかった。

かかお

CACAOBOOK | 運営者

HSPの繊細な人。世界を敏感に感じすぎてしまい、少し疲れやすいのんびり屋。読書とチョコと神社が好き。

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